





宮城県内の高校生が
防災ムービーを制作・発信することで、
防災意識の向上と県民の具体的な備えを
促すことを目的とするコンテストです。
あなたが普段学校や自宅で
取り組んでいる、
あるいは
今後取り組みたいと思っている
防災活動。
※作品のジャンル、表現方法(フィクション、ノンフィクション、ドラマ、アニメーション等)は問いません。
【JA共済連宮城賞】
宮城県仙台二華高等学校
チーム長町
千葉 瑞月さん
生井 明さん
「防災クイズ~放課後編~」


- 【制作者コメント】
- 災害はいつどこで起きるか分からない。だが防災は「難しい」「堅い」と感じる人が多いだろう。だから私たちは、防災を同年代にもっと身近に感じてもらえるように、InstagramのリールやTikTokのような縦型ドラマ形式にした。今ではテレビのドラマよりも縦型ドラマが流行ると言われており、タイパを重視する時代。だから、テンポよく学び、興味を持ってもらえるように工夫した。ライフ制にすることで、誤った行動が命に直結することを視覚的に表した。ユーモアのある誤答と正しい行動を対比させることで、面白くも「自分ならどうするか」「正しい行動はなにか」を学び、考えるきっかけになるような作品を目指した。
- 【講評】
- 地震発生から避難完了までを時間経過を追ってのクイズ形式は、わかりやすく、さらに小学校から高齢者まで誰もが学びやすい教材となっています。また、クイズの答えを単純に示すのではなく、間違った行動や正しい知識など様々な情報を組み込んでいるなどの工夫がみられ、とてもまとまった動画になっています。一つ付け加えるのならば、公衆電話は災害時には無料で使用することができるので、その点を改良していただけるとなお良いと思います。
【金賞】
宮城県宮城野高等学校
鹿野 松太郎さん
佐藤 萌結さん
加藤 瑛大さん
「能登半島を訪ねて」


- 【制作者コメント】
- 夏休みのボランティア活動で能登半島を訪ね、感じたことを映像としてまとめました。そこには美しい自然、風景があり、その上に形成されてきた素晴らしい文化がありました。東日本大震災を経験した私たちだからこそできることをこれからも考えていきたいと思います。
- 【講評】
- 2024年能登半島地震の被災地を訪ねた風景をまとめた動画であり、様々なことを想起させるものです。あえて地震名や撮影場所の情報を記載していなかったと思いますが、最後のエンディングでまとめていただけるとさらに良かったと思います。「私たちにできることは、なんだろう。」の問いだけで終わるのではなく、ヒントになる映像を最後に組み入れていただけるとなお良かったと思います。
【金賞】
宮城県仙台二華高等学校
植村 亜美さん
「津波発生時の避難について」


- 【制作者コメント】
- 現在、日本には多くの外国人が暮らしていたり、観光に訪れる方も増えています。日本は周りを海に囲まれた島国のため、地震が原因の津波被害が発生することもあります。日本語があまり得意でない外国人にとっては、地震が発生したり、津波警報が発表されると、不安に思う方が多いのではないでしょうか。そこで、災害関連の4つのピクトグラムを紹介します。ピクトグラムとは、絵や図を使って、言葉を使わずに意味を伝える記号のことです。「避難場所」「避難所」「津波避難場所」「津波避難ビル」について説明します。また、仙台市が作成した津波避難エリアと避難場所を示した地図についても、英語で紹介します。
- 【講評】
- 津波避難に必要なピクトグラム及び津波避難エリア(レッドゾーン)に着眼することはとても良く、海外の方はもちろんのこと、日本人に対してもあらためての気付きになると思います。日本人でも正確に理解できていない「避難場所」と「津波避難場所」の違いをもう少し説明してくれたらなお良かったと思います。
【金賞】
宮城県仙台向山高等学校
仙台向山高校放送部
齋藤 凜太郎さん
橋本 凛さん
柴田 真海さん
「防災グッズアキネーター」


- 【制作者コメント】
- 「冷蔵庫が無くても保存できますか?」「高カロリーですか?」―― アキネーター風の質問に答えていくと、答えは「乾パン」!この動画では、楽しいクイズ形式で防災グッズの特徴を自然に学べます。質問一つひとつが、乾パンの「長期保存可能」「栄養価が高い」といった重要な特徴の紹介になっており、気づいたときには防災知識が身についている仕組みです。「防災」と聞くと堅苦しく感じるかもしれませんが、ゲーム感覚で楽しく学ぶことで、同世代の皆さんに防災への興味を持ってもらいたい。この動画をきっかけに、「うちにも備蓄しておこう」と思ってもらえたら嬉しいです。いざという時、備えが命を守ります。
- 【講評】
- アキネーターは、日本で2010年頃から流行し、さらに近年ではYouTube等で多くの動画が作成されています。乾パンは、非常食として昔は一般的でしたが現在ではだいぶ少なくなってきています。中高年には懐かしく、若年層については知らない人も多いのでは無いかと思います。そこに着目した点がすばらしいと言えます。
【銀賞】
宮城県登米総合産業高等学校
佐々木 悠太さん
「地震に備えよう」


- 【制作者コメント】
- 日本は地震が多く、今後30年以内に高い確率で南海トラフ地震などが発生し、甚大な被害が発生するといわれています。一人でも多くの人が助かるには私たちひとりひとりが地震時の行動を頭に入れておき、実践できるように備えていく必要があると考えました。この動画では地震が起きる前に家庭でできることや地震が起きた時の行動、気を付けるポイントを簡潔にまとめました。
- 【講評】
- 30秒の中に地震発生前の防災の心得や地震発生の避難心得、避難開始の心得などがコンパクトにまとまっていると言えます。内容はとても良いものの、文字が多いため、動画時間を45秒から60秒ぐらいまで使用してじっくり見られるコンテンツにするとなお良いと思います。
【銀賞】 宮城県登米総合産業高等学校 西條 蒼太さん 相澤 洸瑠さん 「災害時簡単に作れるうどん」


- 【制作者コメント】
- 災害時の食事は材料が限られてしまうため、あるものだけで美味しいものを作れるようにレシピを動画にし、災害時の食についての啓発を図りました。
- 【講評】
- 災害食を調理しながらわかりやすく解説しており、特に停電時などで冷蔵庫が使用できなくなった時の冷凍うどんの活用を示すことは良いと思います。付け加えるとしたら停電時の冷凍庫は、内容物の量や開け閉めでも変化はしますが、ある程度は冷えた状態を保つことができます。それらの情報も加えるとなお良いと思います。
【銀賞】
仙台市立仙台商業高等学校
佐藤 健慎さん
小佐野 夏帆さん
四戸 綾香さん
渋谷 かなさん
三浦 楓音さん
早坂 奏多さん
「ペープサートで学ぶ!家での地震の対策」


- 【制作者コメント】
- 地震が起きた時の対処の仕方と、起きる前にできる対策についてペープサートの形で動画にしてみました。家庭での地震の被害を抑えるために参考にしてみてください。
- 【講評】
- ペープサート(紙人形劇)の動画は、イラストを単純に動かしているだけではありますが、アニメーションよりわかりやすく親しみを持つことができます。ペープサートは、小学生や中学生もチャレンジしやすい題材で防災教育として波及させる効果があると思います。
【銅賞】
仙台市立仙台商業高等学校
伊藤 俊介さん
菊池 里菜さん
今出川 凛人さん
引地 遼汰さん
羽場 大晴さん
髙橋 伶さん
武藤 菜々花さん
「備えは力」


- 【制作者コメント】
- 災害はいつ、どこで起こるかわからない。だからこそ「備え」は自分や大切な人を守るために欠かせない力です。この映像では、一人のラッパーが登場し、音楽とメッセージを通して「ヒーローは遠くにいる特別な存在ではなく、今ここで備える一人一人だ」という思いを伝えています。作品の中盤はリズムに乗せて視聴者を引き込み、ラストには「備えは力、恐れを砕く。支え合う心、希望を繋ぐ。ヒーローは君だ、ここで輝く!」という熱い言葉で締めくくられます。防災は難しいことではなく、日々の小さな意識や行動から始まる。この作品を通じて観る人が自分自身をヒーローとして捉え、防災に向けて一歩を踏み出すきっかけになればと願っています。
- 【講評】
- リズミカルにラップで防災を解説するのは斬新な試みだと思います。特に、最後の「備えは力、恐れを砕く、支え合う心、希望を繋ぐ、ヒーローは君だ、ここで輝く」の言葉はとても良い内容だと思います。とても良い内容ですが、もう少しはっきり言葉が聞こえたらなお良かったと思います。
【銅賞】
仙台市立仙台商業高等学校
照井 梓真さん
千葉 陽翔さん
大沼 雅義さん
庄子 栞那さん
阿部 莉奈さん
土田 初妃さん
「親子で学べる防災クイズ」


- 【制作者コメント】
- この動画は、親子で楽しく学べる地域の防災クイズをテーマに、高校生が作成しました。クイズ形式を通して、地震発生時の正しい行動や備えについて自然に理解できるよう工夫しています。家庭での防災意識を高めるきっかけとなることを目指し、子供から大人までわかりやすく楽しめる内容に仕上げました。
- 【講評】
- あえてタイトルで「親子で学べる」としているところがとても良かったと思います。親子にすることで、自助だけでなく、親子で協力しながら学ぶことで共助もいっしょに学ぶことができ、家族内での防災力の向上が図れる良い内容だと思います。クイズの中に、共助をしないと解決できない内容も加えるなどをしていただければなお良かったと思います。
【銅賞】
宮城県登米総合産業高等学校
熊谷 琉さん
「災害大国日本」


- 【制作者コメント】
- 日本は災害大国であるため、日頃からの備えが大切だと考えました。各種の災害に対する備えを十分にしてほしいと考え動画を作成しました。
- 【講評】
- 災害大国日本とインパクトのあるタイトルではありますが、一つ一つの災害で対応した方が良い防災知識を入れるなど内容がとても良かったと思います。洪水(内水氾濫や外水氾濫)や土砂崩れなども入れていただけるとなお良かったと思います。
【特別賞】
石巻市立桜坂高等学校
1-3
阿部 凛音さん
「楽しく防災運動会」


- 【制作者コメント】
- 私たち石巻市立桜坂高等学校1-3は女子高校生が取り組める防災訓練を運動会という形で取り組みました。楽しく避難行動などを実際にやってみました。今後は学校全体で取り組めるように頑張ります。
- 【講評】
- 規定時間をオーバーはしておりましたが、内容も良く、編集次第で時間内に収められたと思います。アヒル歩きや一輪車障害物訓練、毛布担架訓練がなぜ必要なのかを説明していただけるともっと良い内容になっていたと思います。

東北大学災害科学国際研究所
災害人文社会研究部門
災害文化アーカイブ研究分野 准教授
柴山 明寛 先生
災害から生き延びるためには、地震や津波、風水害、火山などの災害の危険性を学び、そして、自助・共助・公助などを知識と実践が必要となってきます。しかし、全方位的に防災・減災を学ぶためには、多くの書籍等で学ぶことなどが必要で簡便に学べるものではありません。投稿していただいた動画は2分以内と短いですが、防災・減災をよく勉強していただき、どの作品もとても内容が濃く、わかりやすいものでした。そのため、審査はとても苦労し、すべて甲乙付けがたいものでした。社会は常に変化し、防災・減災も社会に変化とともに変化します。今後も防災動画を作っていただき、災害で失う命が無いように皆様で協力できれば幸いです。
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JA共済連宮城賞
1本
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Amazonギフトカード
(5万円分)
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金 賞
3本[各部門につき1本]
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銀 賞
3本[各部門につき1本]
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銅 賞
3本[各部門につき1本]
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特別賞
1本
-
Amazonギフトカード
(各3万円分)
ご応募いただいた方の中から
抽選で100組様に
宮城県産のお米をプレゼント!
※応募状況により、表彰内容を変更する場合もあります。
※お米の当選発表は賞品の発送をもって発表に代えさせていただきます。
※本プログラムは宮城県 高校生防災ムービーアワード実行委員会による提供です。本プログラムについてのお問い合わせはAmazonではお受けしておりません。宮城県 高校生防災ムービーアワード事務局(ja-bosai@agency.co.jp)までお願いいたします。
※AmazonはAmazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
東北大学災害科学国際研究所
准教授 柴山 明寛 先生
ほか、JA共済連宮城、当アワード事務局
【審査基準】
テーマ性(防災活動が伝わる内容か)、
独自性(意外性やオリジナリティのある
視点で表現されているか)、
話題性(情報発信力のある内容か)、
構成 等
- 主催
- 宮城県 高校生防災ムービーアワード
実行委員会
- 特別協賛
-
- 後援
- 宮城県、宮城県教育委員会、
仙台市教育委員会、
河北新報社、tbc東北放送、仙台放送、
ミヤギテレビ、khb東日本放送、
Date fm




